渓谷・味豚とは

渓谷・味豚とは

上川町にあるものを使って美味しい肉を作りたい
「渓谷・味豚」(けいこくみとん)は味のある豚。チャーシューのように本当に味が付いているわけではありません。でも、噛むと旨みがぎゅっと出てきます。モチモチとした柔らかな歯ごたえ。甘い脂身。豚肉ってこんなに美味しかったのかと感動します。

この柔らかさは、上川町ならではのエサが生み出しました。そう、「渓谷・味豚」は、渓谷の美しい層雲峡・上川地区の「もち米」を食べている豚です。

「渓谷・味豚」を生産する石倉畜産は昭和43年、旭川市の旭正地域でそれまでの農業から養豚へ転換。平成8年に現地の上川町へ移転してきました。

「町の人にうちの豚肉を食べてもらいたい」。

「渓谷・味豚」はそんな石倉さんの思いが始まりでした。「地元で作った豚肉を地元で売って、町の人たちに上川にも美味しい豚肉があると知ってもらいたい」と、上川中央農協上川支所の方に提案すると、どうせ売るならブランド化しようと話が持ち上がりました。
「ブランドにするためには、特徴を持たせなきゃいけない。地産池消の意味でも上川町内にあるものを使おう」。

そこで上川特産のもち米を粉砕して食べさせることを思いつきました。言葉にすると簡単ですが、何を食べさせたらベストなのか、なかなか良い案が浮かばなかったといいます。気付けば、提案から完成まで2年の年月が流れていました。

当たり前のことを忘れずに
石倉畜産の豚の総頭数は2,200頭。週に平均80~90頭が出荷されます。生まれて出荷されるまでは150〜170日。その間、成長に合わせて5種類のエサを食べます。人間が、ミルクと離乳食から始まり、成長に合わせて食べるものが違うのと同じで、豚もその段階で必要な栄養素が違います。ミルクと人工乳から始まり、少しずつ穀物の量を増やし、最後の2カ月間にもち米を粉砕させ食べさせます。

さらに肉の味に影響しているのが、大雪山系の伏流水。豚が飲む水の量はエサの約3倍。出荷前の豚は、1日に1頭約2.5kgのエサを食べるので、6リットル以上の水を飲むことになります。大量に飲む水にも石倉畜産ではこだわり、大雪山の湧き水に乳酸菌とミネラルを加えています。

「僕らは豚を育てているという感覚だけど、最終的に口に入るものだから、安全なエサや水、衛生面に充分気を付けて健康に育てたいですね。ポリシーなんて言うほどのことはないけれど、ただ“当たり前に”って言うことかなぁ。基本を忘れないこと。何でも仕事って慣れてくると手を抜きたくなるけど、最低限の基本的なことだけは忘れちゃいけないと思っているんです」。ちょっとやんちゃっぽさの残る2代目。ですが、仕事のことを語り始めると、その話は養豚業界をとりまく厳しい情勢から日本の政策にまで及び、熱くなってきます。

「この業界も、考えていたより頭使うなぁと思っています。学生の時に勉強しなかった分、ツケが回ってきた。人生って、ちゃーんとツケがくるもんだなぁ」と笑う目が見つめているのは、“今”ではなく、未来の日本の食事情です。

飼料は上川町産のもち米を使用

飼料は上川町産のもち米を使用

肉質を決める為、飼料にはこだわっています。上川町産のもち米を粉砕して飼料に加えることで臭みがなくなり、やわらかくなります。
ジューシーな渓谷・味豚の秘密はここにあります。

大自然が与えてくれる澄んだ空気や水

北海道の上川町は水と空気が美味しいです。この自然の恵みで育った豚はストレス無く、すくすくと育ちます。

大自然が与えてくれる澄んだ空気や水

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